Wバインダーシリーズ
2024/06/26 更新新規性
・砂防堰堤から着脱式二重管構造の鋼管杭、ネット、ワイヤロープから構成される構造に変更した。
・コンクリート基礎から一本で自立できる杭基礎構造に変更した。
②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・着脱式二重管構造の鋼管杭、ネット、ワイヤロープから構成される構造に変更したことにより、コンクリート工が不要となり、経済性および施工性の向上、工程の短縮が図れる。
・着脱式二重管構造の鋼管杭に変更したことにより、想定外の外力が作用したことで支柱が塑性変形し、交換が必要になった場合においても、上杭のみを交換できるため維持管理性の向上が図れる。
・一本で自立できる杭基礎構造に変更したことにより、渓岸および河床の掘削量が減少することから、経済性の向上および工程の短縮、周辺環境への影響抑制が図れる。
期待される効果
・着脱式二重管構造の鋼管杭に変更したことにより、想定外の外力が作用したことで支柱が塑性変形し、交換が必要になった場合においても、上杭のみを交換できるため維持管理性の向上が図れる。
・一本で自立できる杭基礎構造に変更したことにより、渓岸および河床の掘削量が減少することから、経済性の向上および工程の短縮、周辺環境への影響抑制が図れる。
適用条件
・悪天候(暴風、豪雨、豪雪)時は安全施工の観点から、基本的に作業を実施しない。
②現場条件
・資機材の搬入が可能な幅員3.5m以上の工事用道路が必要。
・建設機械設置箇所を含めた作業スペース(4.5m×ネット延長以上)が必要。
③技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
④関連法令等
・特になし
特徴 |
1.Wバインダーシリーズは幅広いアスファルト種に対応しており(表1)、アスファルト混合物の種類に応じて選定が可能である。
2.アスファルト混合物の製造、施工温度を通常のアスファルトより30℃程度低減できる。
3. 温度低減機能の持続性があるので、施工性の改善ができる。
4.プレミックスタイプのためプラントミックスタイプの中温化添加材と比べて投入手間が省ける。
5.バインダーおよび混合物性状は通常のアスファルトとほぼ同等である。
6.施工は通常の機械編成で行える。
7.バインダー性状は従来のアスファルトの標準的性状・規格に適合する。
表1 アスファルトの種類に対応するWバインダーシリーズの製品名
※1 舗装用石油アスファルト(舗装施工便覧)、プラント再生舗装工法に用いる新アスファルト(舗装再生便覧)の規格に適合(ただし、トルエン可溶分は適用外)※2 ポリマー改質アスファルトⅡ型、H型の標準的性状(舗装施工便覧)に適合
用途 |
1.環境負荷軽減対策が要求される舗装工事
2.交通開放時間の短縮が必要な現場の舗装工事
3.夜間、冬場、その他施工性の改善が必要な現場
荷姿 |
アスファルトローリー
性状 |
図1 ピュアファルトWを用いたアスファルト混合物の締固め温度と締固め度の関係例
※3:ストレートアスファルト60 / 80の所定の締固め温度(例:140℃)時の密度に対する割合
従来のアスファルトの所定の温度から30℃低い温度で締固めても、十分な締固度が得られるとともに良好な混合物性状を有している(図1、表2 ピュアファルトWの例)
表2 ピュアファルトWを用いたアスファルト混合物の性状例