2023.01.01
太平洋マテリアル株式会社
寒冷地では凍結防止剤の散布が行われる場合に、打設時のコンクリートに目標空気量を6%として調整することが求められる地域がある。しかし、運搬時や打設工程等での減少があり、空気量の確保が難しい現状である。太平洋パラテクトは空気泡の連行に依存しない耐凍害対策として開発された材料である。
特 徴 |
・耐凍害性の確保
空気量に依存せず、空気量の少ないコンクリートにおいても高い凍結融解抵抗性を付与。
・強度低下の抑制
空気量が少ない場合でも凍害性が確保できるため、空気量を増やすことによる強度低下を抑制。
・防水性の付与
コンクリートの吸水率を下げ、防水性を高める。
用 途 |
・主成分:パラフィンエマルジョン
・密度:1.0kg/㍑ ・荷姿:18kg/缶 |
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図1 圧縮強度への影響
■ NETIS 申請中
■ 標準使用量:4.5kg/㎥(使用範囲:3〜15kg/㎥)
使用方法(一例) |
① 生コンクリート工場にある標準配合に対し、単位水量の一部として置換して使用する。
② 生コンクリート工場のミキサに単位水量の一部として直接投入するか、ミキサで使用量分の水を差し引いた状態でベースコンクリートを練りまぜ、練り落としたアジテータ車へ添加する。
注意事項 |
① 使用の際は事前に試験練りを行いフレッシュ性状の確認を実施する。
② ポンプを使用しての投入の際はあらかじめ使用できるポンプであるかをメーカーに確認する。
③ 本製品を一度凍結させると製品に分離を生じることがあるので、凍結しない環境で保管すること。
その他安全注意事項に関しては、SDSおよびカタログを参照すること。
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図2 相対動弾性係数 |
図3 質量変化率 |
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