老朽化への補修と点検 |
日本のインフラを支えるトンネルや橋梁の老朽化が急速に進む中、国土交通省は「今後20年間で、建設後50年以上経過する施設の役割は加速度的に高くなる」と発表、一斉に老朽化するインフラを戦略的に維持管理・更新する方針を定めている。本特集ではトンネル補修・点検に欠かせないメーカー製品を紹介する。
アーチ・ドレン工法
トンネル、ボックスカルバート、共同溝などの目地およびクラックからの漏水を下流に導く樋。壁面からの突出寸法は30mm程度であり建築限界を侵すことがない。
アルファー・ゾル-G注入工法
コンクリート構造物の打設部・ひび割れ部等の水みち部に高圧にて止水材を注入して水みちを閉塞する技術。
一般車両搭載型トンネル点検システム
ラインカメラ・照明を一般自動車に搭載した走行型撮影装置と、撮影したトンネル覆工面の展開画像を利用した点検調書の作成支援を行うソフト。
LEDトンネル照明器具「天の川 トンネル灯」
LED光源の採用により低電力、年間電力費・年間保守費を削減。広スパン化の実現で照明設置台数を低減。イニシャルコスト削減・工程短縮を実現。
エコパワー
工事用電気の供給にバッテリー式を用いた技術で、騒音・排気ガスを気にせず使用できる電源装置。
STTG工法(耐久性止水工法)
コンクリート構造物の継ぎ目・ひび割れなどから発生する水漏れを、しっかりとストップする長期耐久性を有する新しい止水工法。従来用いられてるウレタン材を使った工法は、付着性・伸びが殆ど無いため、継ぎ目等の変位に追随せず、長期耐久性に欠けるという課題があった。そのため、伸び、付着に強い石油樹脂・アクリル樹脂系材料を用いた長期耐久性のある「STTG工法」を開発した。
簡易給水方式による脱塩、再アルカリ化および電着工法(中性化対策)
塩化物イオンが浸透したかぶりコンクリートから脱塩する工法。中性化したコンクリートを再アルカリ化する工法。電解質溶液中のマグネシウムイオン等を電着物として析出させひび割れを閉塞する工法。
GRPロックボルトシステム「パワースレッド」
脱スチールを実現した高強度樹脂製ロックボルト
新ウィングリップ(ケーブル支持架台 アンカー付き)
道路トンネル、壁面に最適なケーブル支持金具。 道路トンネルは交通などの様々な要因から振動が発生し、ケーブルや部材が脱落しやすい環境となっている。人や車が通行する場所であるため、部材の落下は大事故に繋がりかねない。そのような厳しい条件に最適な「安全性」「施工性」を兼ね備えたケーブル支持金具を開発。
走行型高速3Dトンネル点検システム MIMM(ミーム)
トンネル覆工面をカラー画像と高精度の3次元空間位置データを取得する技術。
Tn-p工法
古いトンネル覆工の背面空洞に発泡ウレタンを注入充填して、災害によるトンネルの損傷を防ぐための工法。 4t車1台に設備一式と1日分の材料を積載できるため、施工性や安全性に優れる。
道路性状測定車両イーグル(L&Lシステム)
レーザーを使用して、トンネル壁面等のコンクリートの表面と路面の調査を行う計測システム
トンネル支保工スクレーパー
吹付コンクリートの吹付面を平滑に仕上げる技術
ノイズカットバルーン
トンネル掘削工事に伴う発破騒音の対策工として、覆工コンクリートの養生に用いられる養生バルーンに吸音機能を付加した低周波音低減装置
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